就職氷河期世代だけど派遣社員から正社員になった話

40代だけ給料が減ってるんだって。

新卒で就職できなくて、非正規雇用になった人が多いからそしゃそうか。

非正規だとボーナスもないし、昇給もほぼ見込めない。それでも職があればまだいいほうで、契約打ち切られることもある。就職活動で挫折して、引きこもった人もいるでしょう。不遇の時代。

アラフォーは不運でしょ

「時代のせいにするな」「成功者もいる」とか言う人もいるだろうけど、就職氷河期じゃなかったら、普通に就職できた中年ってたっくさんいると思う。だってさ、バブルの時代の頃に就職活動してた人たちは、大したことなくてもみんなそれなりに就職できて、おいしい思いしてきてるじゃん。そう思うと、どの時代に生まれるかって大事。

とはいっても、生まれてくる時代なんて選べないから、そのときに精一杯頑張るしかないんだけどね。

就職活動しなかったけど仕事にありつけてます

かくいうワタシも、就職活動ドロップアウト組。

最低限の仕送りだったので、生活費を稼ぐためにバイトに明け暮れて就職活動どころではなかったから。地方の大学だったから、地元で就職以外は、就職活動のために東京や大阪まで行く必要があって、一ヶ月の食費2000円で暮らしていたワタシにはどう考えても就職活動などムリだったワケで…でも資金があったらちゃんと就職活動していたのかは、ちょっと疑問なワケで…。

そんなワタシは学生時代のアルバイト先でそのまま働き、そこのブラック体質と超安月給に嫌気が指して、「やっぱり東京よね」と東京での職を探すことに。

とにかく東京に出たかったワタシは、「めちゃめちゃ働きます!馬車馬のごとく働きます!」という猛アピールが功を奏し、それなりの企業にアルバイトとして採用されて晴れて上京。超ラッキー。

その後、派遣社員から正社員になったりして、35歳のときにまったくの未経験職に転身して、フリーランスに。

だいぶ端折ったけれど、超ラッキーとしか言いようがない。途中無職の時期や体を壊した時期もあって極貧だったときもあるけれど、どうにかこうにか自立して生きております。

派遣社員も悪くない

派遣社員に対していいイメージを持ってない人もいるみたいだけど、未経験でもキャリアをつめることもあるし、ちゃんと選べば給料も悪くない。

キャリアのある人は、それもいかして正社員だと入るが難しそうな大企業で働くこともできる。場合によっては派遣から正社員になれることもある(そういう風土や仕組みがある場合は)。

もちろん、派遣社員なんて使い捨てって思っている企業もあるから、そういう会社に対しては割り切って働くのがいいと思う。派遣会社に自分のビジョンを伝えておくのも手。意外と親身になってくれる人が多い。将来正社員になりたいのであれば、それを伝えておくと、派遣から正社員への実績がある会社を紹介してくれたりする。

面接が苦手な人は派遣社員から始めるといいよ

就職活動をしてこなかったので面接が苦手。ざっくばらんな感じは大丈夫だけど、面接官が何人かいて、ちょっと離れた場所で椅子に座らされる、あの感じがムリ!

特に嫌なのが

「あなたの経歴を教えてください」

ってやつ。

それ、職務経歴書に書いてありますけど?

たくさん職歴があるんですけど、最初から全部言う?

ながくなるから、その紙にまとめてあるんですけど?

って思っちゃう。

たまに派遣の面接でもたまにあるんだけど、そういう会社とはやっぱり相性悪いらしくて大体通らない。そういうとこの面接する人は大体感じ悪いし。

派遣の面接だと、その辺すっ飛ばしてくれて、具体的な話がスムーズに進むから、面接が苦手でも話がしやすいと思う。例えばこんな感じ。

「こういう仕事をお願いするのですができますか?」

「ワード、エクセルはどれぐらい使えますか?」

Photoshopは使えますか?」

「残業できますか?」

相性がいい相手だと、笑いもあって和やかな感じで面接が進む。

所詮は派遣社員なので、最初にじっくり吟味する必要もないのよね。使えなかったら切ればいいし。

契約がまとまれば、こっちのもので、一生懸命仕事をして「お、こいつ思ったより使えるな」って思わせればいい。そしたら「社員にならないか?」ってお誘いがあるかも。ワタシはあった。

というわけで、派遣社員も悪くないよって話でした。